ITSNの強みは、上流から下流までハード・ソフトを問わず、お客様の課題に向き合い徹底して「問題解決」に取り組める点にあります。ここでは、あるプロジェクトに奔走した社員の仕事内容を、当時の課題感とともにご紹介します。
MEMBER
インフラエンジニア / 営業
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プロジェクトの概要
お客様企業自身でも把握しきれていない回線環境を抜本的に改善。
医療機器メーカーの企業だったのですが、全国40拠点に展開していて従業員数も700名程度の割と規模の大きいクライアントでした。
当時、クライアント企業内ではWindows UpdateやOffice365の社内普及によりインターネット回線使用量がかなり増えてきており回線負荷が上昇、業務に支障が出てしまう等のトラブルが起こってしまっている状況でした。
実際にお手伝いしたこととしては、全拠点の回線環境の調査に始まり、拠点ごとの施工可否の調査、各回線業者・プロバイダとの現地調査や図面情報の収集、NUROに切り替えるための回線引き込み申請の手続き支援や、それに伴う各ビル管理会社との折衝等、単なる改善提案ではなく実務レベルまで入り込みトータルサポートさせて頂きました。 -
プロジェクトで大変だったこと
大規模・拠点によって異なる工程・ドキュメント不足…山積みの課題を丁寧なコミュニケーションで一つずつクリア。
当初は情報システム部の担当者の方が解決に取り組まれていたようなのですが、部としても各拠点の契約回線の状況を十分に管理できておらず、また各拠点のプロバイダの方でもドキュメントが用意されていない等ずさんな対応が目立っており、通常業務もある中対応しきれない!ということでITSNでご支援をさせて頂くことになりました。
まずは既存の回線環境の確認のため、40拠点全てに現地調査を行い、各拠点の問題点や課題を精査しました。それにより、適切な回線業者とプロバイダの選定ができる状況を作れたことに加え、今後の管理体制下にITSNのメンバーをシステム的に組み込むことによって、改善後の運用もケアできるよう提案を進めました。
他にも大変だったこととしては、クライアント企業とビル管理会社の間に立って、工程の調整を行ったことですね。各拠点の環境によって工程が若干異なっており、お客様だけではとても捌ききれる内容ではなかったので、かなりの工数はかかりましたがトラブルを未然に防ぎながら進めることができお客様にも喜んで頂けました。
ドキュメントがない、という当初の問題にも対応するために、プロバイダへの作業申請時に工事計画書の作成を依頼するなど、必要情報をまとめたドキュメントを作成し、申請時のルール化も進めました。その時限りの課題解決ではなく、運用フェーズまで見越した仕事ができたのは自分としてもよかったですし、お客様にも高く評価頂けました。 -
プロジェクトを通じて得たもの
課題解決から運用サポートまで一貫した仕事ができたことが成長と自信につながった。
結果としてプロジェクトはスケジュール通りに完了でき、自分で一から対応したプロジェクトのため顧客理解も深く、その後のサポートについても迅速な対応が出来ています。お客様からは、「全国展開を主導したメンバーがサポートまで一貫してくれるのはありがたい」と感謝の言葉も頂けています。
私自身としても初めての作業がかなり多かったので大変ではありましたが、その分とても勉強になりましたし、今後同様の案件があればもっといい仕事ができる、という自信にもつながったと感じています。確かな成長を実感できたと同時に、もっともっと成長したいと思えた案件ですね。